歯と認知症の関係について

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歯と認知症の関係について

2019年08月5日

歯と認知症の関係について

 

歯と認知症に関する調査で、65歳以上の約4400人(介護認定を受けていない)を対象に調査を実施した結果、

歯がほとんどなくて、入れ歯を使っていない人は、歯が20本以上ある人に比べて約2倍ほど認知症になりやすいことがわかりました。

しかし、歯がほとんどなくても、入れ歯を使っている人は、入れ歯を使っていない人に比べて、40%ほど認知症のリスクが低くなるそうなので、入れ歯を入れることで認知症の予防になると言えます。

なぜ、歯がないと認知症のリスクが高くなるのかというと、咀嚼と関係があるのではないかと言われています。

食べ物を噛むことで、その刺激が脳に伝わって、認知症の予防になっているのではないかと考えられています。(神奈川歯科大学)

 

もう一つ、歯と認知症の関係を調査した研究では、

残存歯数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなることが分かりました。

認知症ではない人は、残っている歯の数が平均約15本であるのに対して、認知症になっている人の歯の数は、平均約9.5本でした。この結果から、お口の中の歯の3分の2を失うと、認知症のリスクが高まると考えられます。(東北大学)

 

また、2016年にInternational Journal of Geriatric Psychiatry誌に発表された研究でも、残存歯数(お口の中に残っている歯の数)が少ないと認知症のリスクが1.43倍に上がることがわかりました。

 

さらに、マウスを使用した研究では、

歯のないマウスの脳には、歯があるマウスに比べて、アルツハイマー型認知症の原因と考えられるアミロイドβ蛋白の沈着を多く認めました。(広島大学)

 

このように、認知症と歯は深く関わっていると考えられています。

 

今回、数々の研究結果から、残歯数と認知症は関連があるとわかりました。

日本でも、厚生労働省が愛知県の健康な高齢者4425名のデータを解析したところ、残存歯数が少なく、かむ力が低い人ほど認知症の発症リスクが高くなり、最大で1.9倍になることが明らかになっています。

 

遺伝子操作でアルツハイマー型認知症を発症したマウスを、奥歯を抜いた群と、歯がそろった群に分けて比較したところ、奥歯を抜いたマウスのほうが学習能力、記憶能力があきらかに低下していることがわかりました。(広島大学)

 

また、日本体育大学保健医療学部の実験では、ガムをかんだときに脳の血流が増えるのは高齢者ほど大きく、とくに、集中力や意欲、共感力などの人間らしさをつかさどる前頭前野の血流が増えて活性化するようです。

「かむことによって脳の血流がよくなりますし、神経回路を通じて脳への刺激が送られることは確かです。それが認知症の予防に何らかのかかわりがあるのは確かだと思います。ただし、歯がなければダメかというと、そうではありません。かむことの刺激は歯からだけでなく、粘膜や筋肉からも脳に伝わっていきます。歯を失っても、入れ歯やインプラントを使うことによってしっかりかむことができれば、歯を失っても脳を活性化することは可能なのです」日本歯科大学教授

 

歯がない状態のままだと、全身の健康にも悪影響であることが言えそうです。

 

 

 

 

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