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2026.10.13
学校の健診や歯科医院でのクリーニングの際に歯垢や歯石のチェック、指摘を受けたことはありませんか?付いていたらどうなるのか、2つはどう違うのか、今日はその違いについてお話しします。
【歯垢】とは
歯垢は口腔内細菌(口の中に存在している細菌)の積み重なった層であり、白または黄色みがかり粘り気があります。歯に付着するとザラザラした感触があり、ゆすいでも取れないのが特徴です。
まず、人は生まれた時誰しもが無菌状態にあります。そこから親・兄弟・親族・友達などを媒介とし細菌感染をします。風邪やウイルスとは違い感染することで直ぐに発症するわけではありませんが、歯が生え始めた頃に歯磨きが疎かになる又は、細菌が多く感染・繁殖しているかによってムシ歯になってしてしまいます。
そこで1番問題となるのが歯垢の付着です。
ではその歯垢にはどのような細菌が存在するのか皆さんはご存知でしょうか?
歯垢には1gあたり1〜2億もの細菌が存在しています。細菌の種類も多く約600種存在しているともいわれています。主な細菌としては、レンサ球菌・ラセン菌・桿菌(かんきん)・べん毛を持つ桿菌などが挙げられます。歯の表面には歯を守るペリクル(保護膜)がつくられます。このペリクルは無色透明であり、唾液由来の糖タンパクの成分の膜のようなものです。ペリクルは浮遊してきる細菌を吸着しやすく、ペリクルの上に好んで付着する常在細菌もありそれらが付着し細菌が集合体(コロニー)を形成します。これらが層になり歯垢となります。また、歯垢は付き始めはふわふわと柔らかい層ですが、時間が経過するにつれて粘性を帯びてきます。あまりに時間が経過し過ぎているものは黄色を帯びてくるものもあり、歯ブラシでの除去も困難になることもありますので、付き始めに取れているかが重要になっていきます。これらが長時間留まってしまうことでムシ歯・歯肉炎が発症する確率が高くなります。
また、細菌が増殖する又は長時間留まることで口臭の原因や大人の方ですと歯周病の発症率も上がるので取り残しと早期除去が重要となります。
【歯石】とは
上記で説明した歯垢が長時間付着した状態唾液に含まれるカルシウム成分などと結合することにより石灰化したものを指します。
色は灰白色・黒褐色のものがあり歯垢よりザラつきも増してきます。歯ブラシで除去が可能な歯垢とは違い自分での除去は出来ません(家庭用の除去が可能な器具も販売はしていますが適切に除去しなければ、取り残し、歯肉・粘膜・歯に傷を作る可能性が多く極めて危険である為歯科医院での専門家による適切な除去処置が望ましいです)
歯石が存在していると付着した付近の歯肉が歯肉炎(歯肉の炎症)を発症しやすくなります。これは、長時間歯垢(生きた細菌)が付着していることにより歯肉に炎症を引き起こす可能性が多く、またその炎症を引き起こした歯垢が石灰化することで付着した付近の歯肉炎を覆ってしまい歯ブラシでのマッサージも出来ず歯肉炎に触れることが出来なくなってしまうことで、歯石を除去した時炎症した歯肉が露出する。これが歯石を除去した後出血することが多い原理です。
どちらが悪いという順位を付けるわけではありませんが、そもそも歯垢が長時間ついていること自体が好ましくないのでその日の汚れはその日のうちに取れることが1番お口の中の健康を維持するのに大切なことです。
その為にも歯磨きのしにくい歯並びや既にあるムシ歯、フロスが引っかかりやすい被せ物、揺れている歯の放置など歯垢のつきやすい状態を改善するのが好ましいです。歯のみでは無く、お口の中になるものは歯垢は付着します。矯正器具・入れ歯・マウスピースも同様に長時間入れていれば細菌が付着し層となります。お口に入れるものは歯同様にきちんとお手入れをする必要があります。
ご自身でのお手入れはもちろんですが、定期的に専門家によるお口の状態のチェックやクリーニングを受けることも必要です。
健診 お口の状態 クルーニング 等で気になる方は当医院にお越し下さい。