介助が必要な大人の口腔ケア②

前回から引き続き口腔ケアについてお話していきます

今回は歯科医院で行うケアと自宅で行うケアの分野の違いについてです

【プロフェッショナルケア】と【セルフケア】

まず歯科医院でのメンテナンス（定期健診での口腔清掃）を受けられたことがある方はご存じかもしれませんが、歯科医院で行うものは歯科医師・歯科衛生士といった資格を持ったプロが行う【プロフェッショナルケア（専門的口腔ケア）】です。一人ひとりにあった専門的な口腔清掃（歯石取りなど自分では行えないケア）や口腔機能維持・改善の衛生指導、フッ素塗布を含む歯科予防時には全身疾患とお薬・食事等の生活習慣まで着目しアドバイスも行います。一方【セルフケア】は患者様自身が日常的に行う歯磨きの事をいいます。なるべく毎食後歯磨きをし、補助道具（歯間ブラシや糸ようじ等）を用いて歯垢を取り除き歯石の付着を防ぐことや高齢の方なら口周りの筋肉が衰えないよう発音訓練・マッサージ等を行い口腔機能の維持に努めること、年齢問わず食事の際よく噛んで食べることなども含ます。

同じ口腔ケアも行う内容は全く違うので、どちらか一方を行えば良いというわけにはいきません。２つが成り立ってようやくしっかりとした口腔ケアが出来ているということができます。

次回　口腔ケアを怠るとどうなるのかに着目した関連性についてお話していきます。

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