みなさんは、1日に何回歯磨きをしますか？

学校、職場、平日、休日によっても回数は変わってしまうかもしれませんね。

歯磨きは回数よりもきちんと歯の汚れを落とすことが大切です。とりあえず歯磨きだけとか、表面だけさっさ〜と磨く適当な磨き方をしていれば、むし歯になるのも時間の問題です

この場合の汚れとは食べかすのことではなく、歯の表面にはりついたプラークつまり歯垢のことです。食べ物の糖分はむし歯菌によって分解されネバネバした歯垢となって歯にはりつきます。これがむし歯になる原因なのです。

歯垢は作り始められる8時間位までは、歯磨きで簡単に落とせます。しかし、これ以降の48時間くらいの間に歯垢の中にある細菌が爆発的に増え続けてしまい、細菌同士が複雑にからみあって落としにくくなってしまうのです。

歯磨きは毎食もしくはおやつなど何かを食べたら歯を磨くと言うのが理想ですが、なかなか現実は難しいですね。そのような時でも最低でも食後8時間以内にきちんと歯磨きをして汚れを落とす必要があります。

朝食後か昼食後に1回、夕食後か就寝前に1回は必ず磨きましょう。これは目安で、各自のスケジュールや家庭環境に合わせた歯磨きタイムでも大丈夫です。

前夜、寝る前にしっかり歯を磨いていれば、昼食後に午前中の汚れを落として、寝る前に午後の汚れをきちんと落とせばよいのです。起きている間に2回は歯をしっかりと磨きましょう。

最近は子供も生後間も無く保育園に行くこども多く、学校、仕事時間によって必ずしもこのパターンを当てはめることは難しいと思います。そして、以前は保育園、幼稚園、小学校では歯ブラシを持ってきて、昼食後各自で歯磨きをしていましたが、今は安全を優先して歯磨きはしない所が多いようです。

食べたら磨くが理想ですが、生活スタイルに合わせて最低限のできることをしましょう。また、子どもは親の生活パターンがどうあれせめて寝る前はしでかりと歯を磨いてあげましょう。小さければ子ども自身で磨くと言っても、仕上げ磨きをしてください。そして、食生活も工夫して甘いものを控えましょう。歯を磨いた後に食べたり、甘いものを飲んだりするものやめましょう。

いずれにしても歯磨きは回数ではなく、きちんと歯の汚れを落とす事だと言うことを忘れないようにしっかり磨きましょう

歯磨きの仕方やお口の事でわからない事があれば、さいたま市中央区伊藤歯科医院までご連絡下さい