根管治療によって他院で抜歯と診断された歯を保存した症例
根管治療によって他院で抜歯と診断された歯を保存した症例
こちらの患者さまは左下7番を他院にて抜歯と診断され、極力歯を抜きたくないとのことでセカンドオピニオンを受けに来院されました。レントゲン撮影・診断の結果、根とその周囲に炎症があったため、根管治療を行うことになりました。
根管治療の実施
麻酔をした上で、まずはもともと入っていた保険の被せ物を除去し、むし歯を丁寧に取り除きながら、根管の入り口が見えるまで削っていきます。口腔内の細菌が侵入しないようにラバーダムで防湿し、専用の器具を使用し根管内部の感染した歯髄を取り除いていきます。
感染物質を完全に取り除いた後は、消毒液を使用して根管内部を消毒・殺菌します。
この日は、気密性の高い材料で仮の蓋をして終了です。1ヵ月後、もう一度同じ治療をします。
更に1ヵ月後、綺麗になった根管内部を充填剤で埋めます。少しでもスペースがあると細菌が増殖するため、隅々までしっかり充填していきます。
治療前後のレントゲン画像
| 年齢・性別 | 50代 女性 |
|---|---|
| 治療期間 | 3ヵ月 |
| 治療回数 | 4回 |
| 治療費(税込) | 5,000円程 |
| リスク・注意点 | ・治療後に再発する可能性があります。 |






