一日に何回歯を磨きますか?
投稿日:2025年6月19日
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むし歯及び歯周病の発症は、口腔内に潜む数百億以上の原因菌によって形成される歯垢によって進行していきますが、これらは日々の適切なセルフケアやホームケア、生活習慣により予防することができます。厚生労働省によると毎日歯を磨く人は全体の94.9%になるそうで口腔清掃は習慣としてある程度定着してきているようですが、それでも一人一人の口腔状況やその他自己管理が十分にできているとはいえず、さらにその為に必要な歯科保健知識や技術も十分に普及しているとはいえません。そこで今回は一番身近な口腔ケアの「歯磨き」にフォーカスをおいてお話し致します。
皆さまは一日に何回歯を磨きますか?
2016年に厚生労働省が発表したデータによると歯磨きを1日2回行うという声が最も多く全体の半数を占めていることが分かりました。しかしこれは平均的な回数で理想的な回数ではありません。多くの専門家は毎食後+就寝前の1日3回以上を推奨しているようです。毎食後に行う理由としては、食事を摂った後の口腔内は酸性に傾き、歯が溶けやすい状況になります。さらに、むし歯・歯周病の原因菌たちは食べカスや汚れをエサに繁殖します。これらのことから毎食後に歯を磨く事がとても大事なのです。そして、就寝前にも行うことの理由としては睡眠中の口腔内は唾液の量が減少し、細菌が繁殖しやすい環境になるためです。さらに徹底的にケアを希望される方は加えて起床後にも行う事をおすすめします。起床後の歯磨きで就寝時に繁殖した菌を除去することができます。
歯みがきの適正回数が分かったところで次は歯の磨き方です。
正直、歯磨きは回数も大事ですがどれだけ丁寧に適切に磨けているかが重要になってきます。
まず、歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように、そして歯に対して小刻みに動かしましょう。細かく動かすことで小さな歯の細部まで磨くことが可能です。一か所の歯を磨く回数は約20回程度が良いとされています。わざわざ数える必要はありませんが、おおよその目安にしてみてください。ご自身の歯ブラシの毛先がすぐに広がりやすい方は磨く際に力を入れすぎている証拠です。力の入れすぎは歯の表面にあるエナメル質が削れ、沁みやすくなるなど知覚過敏にもつながります。力は加えず1本1本優しく、丁寧に磨くことを心がけましょう。
本日は歯みがきの回数や磨き方についてお話致しました。
実際に口腔内はお一人お一人違います。この記事を読んでご自身の口腔内にあった歯の磨き方や歯ブラシのご提案をご希望される方は是非一度、伊藤歯科医院へお越しください。
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