子供のハブラシとデンタルフロス
投稿日:2025年6月26日
カテゴリ:スタッフブログ
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、子供の口腔ケアに使用する歯ブラシの選び方とデンタルフロスについてお伝えしたいと思います。
〈歯ブラシの選び方〉
子供の年齢によって、お口の中は変化していくので、お口の状態に合った歯ブラシを使うことが大切です。
歯ブラシは、ヘッド(歯を磨くブラシの部分)、ハンドル(持ち手)、ネック(ヘッドとハンドルをつなぐ部分)の3つのパーツでできています。
子供用ハブラシとパッケージに書かれていても、これらのパーツは少しずつ違います。
子供の年齢や歯の生え方に合わせてよいものを選びましょう。
最初は、下の前歯から生えてくるので、ヘッドの長さは乳歯の下の前歯2本分くらいの小さいものから選びます。
乳歯が生えそろったら(3歳頃)、乳歯の前歯4本分程度のヘッドの歯ブラシを選びます。
6歳前後から永久歯が生え始め、12歳位までにすべての歯が生えそろいます。(親知らずを除く)
乳歯と永久歯が交ざって生えている時は、乳歯の奥歯2本分くらいのヘッドのものを目安にするとよいです。
ハンドルは、持ち手の断面が、だ円形と長方形の主に2種類ありますが、子供の自分磨き用には、グーでしっかり握れるだ円形のハンドルを選びましょう。
仕上げ磨きは、子供が自分磨きで使用している歯ブラシとは別の歯ブラシを用意しましょう。
仕上げの時は、寝かせて磨くのが子供の頭が安定し安全で磨きやすい体勢ですが、この体勢では、ネックが短い子供用のものだと奥まで届きにくいので、ネックが長く長方形のハンドルの方が使いやすいです。
また、子供が自分で使っているものだと、ブラシを噛んでしまったり、力のコントロールができず、すぐに毛先が開いてしまっていることが多いので除去率が低下してしまいます。
毛先が開いていない仕上げ用歯ブラシを使って、子供が磨けなかったところをしっかり磨いてあげましょう。
〈デンタルフロス〉
歯磨きだけでは、プラーク(汚れ)は、約60%位しか除去できません。
デンタルフロスを使うことで、除去率は約80%にまでアップすると言われているので、子供でもデンタルフロスを積極的に使って下さい。
歯と歯の間のお掃除には、歯間ブラシとデンタルフロスがありますが、子供は歯と歯の間がきついことが多いので、歯間ブラシではなくデンタルフロスを使います。
デンタルフロスは、糸で汚れを取り除く補助用具です。 最初は、抵抗を感じで嫌がることもあるので、早めに使って慣れさせた方がいいでしょう。
乳歯列が完成すると、歯と歯の間の虫歯が多くなるので、その頃までには、習慣がつくようにしていきます。
6歳臼歯が生えはじめると、乳歯の奥歯はさらに隣り合う歯の隙間が狭くなり汚れがたまりやすくなるため、6歳臼歯が生えはじめたら、デンタルフロスは、必須となります。
子供の口腔ケアについて質問などございましたら、健診やクリーニングで来院の際、ご相談下さい。
お口の中できになることがございましたら、さいたま市 中央区 歯科 伊藤歯科医院までご連絡ください。
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