よい歯並びのために②|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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よい歯並びのために②

投稿日:2024年3月27日

カテゴリ:スタッフブログ

 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
 前回の「よい歯並びのために」では、不正咬合の種類と歯並びに影響する悪い癖についてをお伝えしました。
今回は、悪い癖(口呼吸・かまずに飲み込む・悪い姿勢)がどのような影響を与えてしまうかについてです。
〈口呼吸〉  
 口を閉じた時、舌の正しい位置は、口蓋(上あごの内側)にふれた状態で、高い位置にあることが大切です。
口をきちんと閉じて鼻で呼吸をすると、舌は自然と口蓋のほうに持ち上がり正しい位置にきます。
鼻呼吸と舌の置き方が身についていると、舌の筋力で上あごが押し上げられ、上あごが下あごよりも大きく立派に育ちます。  
食べ物を食べる時、唇や頬は、食べ物が口の外にこぼれたり、歯の外側にたまらないようにする役割があります。
その役割の為、唇の筋肉や頬の筋肉は、口の中に並んだ歯に対して外側から圧力をかけます。
唇と頬の筋力(外側からの力)と、舌の筋力(内側からの力)のパワーバランスが、歯が真っ直ぐ並ぶために役立っているのですが、口が開き気味だと押し合うバランスが崩れ、歯並びやかみ合わせが崩れてしまうことがあります。
口呼吸で口が開きっぱなしだと、舌は口蓋から離れ下方に落ちてしまいます。
上下の唇の筋力バランスも崩れ、上唇では閉じる力がゆるみ、唇がまくれあがったりします。 上あごの歯列が狭まったり、歯列に歪みが生じたりすることもあります。
下の唇には、よけいな力が入り、唇をかむ癖を誘発したりします。
口呼吸が長く続くと、下あごが舌に押し下げられて、通常よりも下方に伸びてかつ後退してしまい、面長であごがないように見える顔つきになります。
また、上あごから離れて下方に落ちた舌は、のどの気道をふさいで狭くしてしまうと、息苦しさを解消するため、首を前に突き出した姿勢をとることになり猫背になってしまいます。
〈かまずに飲み込む〉
 あごの骨には、歯槽骨と呼ばれる部分があり、歯は歯槽骨に埋まっています。
あごの骨が、十分に成長できないと、歯並びやかみ合わせにも大きく影響します。
丈夫な骨は、まわりの筋肉によって相応の負荷がかかることでつくられます。
食べ物を食べる時に使う咀嚼筋(側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋の4種類の筋肉の総称)を正しく使い、よくかんで食べることが、しっかりしたあごの骨をつくるために大切です。
〈悪い姿勢〉
・ほおづえをつく(勉強中やスマホ使用時など)
・うつぶせで寝る(机でのうたた寝)
・いつも同じ側を下にして横向きで寝る。
 ほおづえであごを支えている時は、頭の重さと同じくらいの負荷が下あごにかかります。
これらは、歯やあごに余計な力をかけ、歯並びやかみ合わせを気が付かないうちにゆがめてしまいます。
また、歯やあごに直接力が加わる癖以外にも全身の姿勢のバランスが悪くてかみ合わせに影響を与える場合もあります。
猫背であごをいつも前に突き出していると、下あごが後退して上顎前突になりがちです。
下あごを引いてうつむくことが多いと、下顎前突になりがちで、ふだんの姿勢が左右どちらかにゆがんでいるとあごにも左右へのズレが生じ、交叉咬合になってしまいます。
胸を開いて、あごを適正に引いて左右均等に体重をかけるといった正しい姿勢が下あごをよい位置に保ち、正常なあごの成長を促してくれます。
 
このように、呼吸・口の筋肉のバランス・あごの成長・全身の姿勢は、歯並びやかみ合わせに大きな影響を与えます。 早めに気づき、癖を直すことができれば、改善するかもしれません。
 お口の中で気になることがありましたら、さいたま市中央区伊藤歯科医院までご連絡下さい。

 

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