みなさんこんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

まだ6月の下旬にもかかわらず、すでに真夏日を記録するなど暑い日々が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

実は、お口の中の環境は、季節の影響を受けることがあるというのをご存知でしょうか。

そこで、今回はこれから迎える夏に起こりやすいお口のトラブルの原因と対策についてお話しします。

夏は暑さによるストレスや疲労によって、身体だけではなくお口の中にも様々な影響を与えます。

1、口内炎

原因: 猛暑による身体の疲れからくる免疫力の低下や体調不良、ウイルスや細菌感染などが考えられます。

対策: ビタミンCを積極的に摂取し免疫力を高める、口の中を清潔に保つ、刺激物を避けるなど意識しましょう。

2、口臭

原因: 口腔内の乾燥や唾液の減少、夏の暑さによる偏食などの食生活の変化、口呼吸の増加など。

対策: こまめな水分補給、ガムを噛むことや唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促進する、歯みがきやフロス、舌のケアを丁寧に行う、刺激物を避けるなどしましょう。

3、むし歯

原因: 甘いものの過剰摂取、学校の授業やプールでの水泳後の口腔内pHの変化、夏のレジャーでのスポーツ飲料水による水分補給や外出時の歯みがき回数の低下など。

対策: 甘いものの過剰摂取を控える、食後に歯みがきをする、歯科検診を受けるなどしましょう。

4、知覚過敏

原因: 歯の表面のすり減り、歯ぐきの下がり、冷たいものや酢を多く含むものの過剰摂取などが考えられます。

対策: 歯みがきを優しく丁寧に行う、知覚過敏を抑える処置を行う、知覚過敏用の歯みがき粉を使う、冷たいものや温かいものの温度差を避けるなど。

5、唇の荒れ

原因: 夏の紫外線、エアコンによる冷房と乾燥など。

対策: 日焼け止めリップを使用する、保湿をしっかり行うようにしてみましょう。

このように、夏はお口の中の環境が乱れやすい時期になっています。

常日頃から食後に丁寧な歯みがきを行い、こまめな水分補給でお口の中の乾燥をできるだけ防ぎ、甘いものや糖を多く含んだジュースなどの過剰な摂取を控えるなどの予防をすることが大切です。

疑問やお口の中の環境で少しでも気になる点がありましたら、是非伊藤歯科にお気軽にご相談ください。