人から移る歯周病菌|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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人から移る歯周病菌

投稿日:2025年7月22日

カテゴリ:未分類

みなさんこんにちは。いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

みなさんはペットにも歯周病がある事をご存知ですか?ペットを飼っている方は動物病院で聞いた事や実際に診断された事がある方がいるかもしれません。

今日は人から移る歯周病菌についてお話をしていきます。

・そもそも歯周病とは?

細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患であり、歯の周りの歯茎が腫れたり、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯ブラシが充分に出来ていないと炎症が起きてしまい腫れる、膿が出る、歯が揺れてくるといった症状が出てしまう可能性があります。症状が酷い場合は歯を抜かなければならなくなってしまいます。

・ペットにも歯周病はあるの?

ペットにも人間と同じように歯周病はあります。

症状は人間と同じで炎症起きてしまいます。特に犬や猫は発症しやすい傾向があります。

・何が原因?

①歯みがきをしていない

人間とは違い、自分で歯を磨けないため人間がケアしてあげないとどんどん歯垢が溜まっていきます。歯垢は時間が経つと歯石になり、そのまわりに細菌が付着、増殖し、歯茎が炎症する事で歯周病菌の繁殖しやすい環境が作られてしまいます。→歯周病の感染リスクが上がる

②年齢(年を取るとリスクが上がる)

年をとると免疫力が落ち、唾液の量が減るので口の中に汚れがつきやすくなります。その為高齢の犬や猫ほど歯周病のリスクが高くなります。

 食生活(ご飯の種類)

ドライフードは噛むことで多少歯垢を落とせますがそれに比べてウェットフードは歯に汚れが付きやすいため、歯周病になりやすくなります。

④ 体質や種類

小型犬や短頭種(チワワ、トイプー、シーズー、ペルシャ猫等)は歯の数が多いのに口が小さく歯同士がきつくなるため汚れがたまりやすい傾向があります。そして種類や個体差によって唾液の分泌が少量な事から、ベタつき、口内の自浄作用が弱くなり歯周病に感染します。

ペットは人間に比べて症状が分からない事が多いため人間が気づかない間に悪化することも多いとされていますがこれら上記からも分かるように原因が人間と重なる所があることが分かります。人間も不健康な食生活を送り、歯磨きをしないと汚れが溜まり、炎上し、歯周病へと変わっていきます。

・人間とペットの間で感染は起こる?

ペットから人間への感染、人間からペットへの感染どちらもあります。

人間とペット間でキスや顔をペロペロされる、食べ物の共有するなどで菌が移動する事があるそうです。つまりどちらかが歯周病だと移る可能性があるということです。ですが必ず移る訳ではなく体調や免疫、菌の種類によっても変わってきます。

・歯周病の予防策

【人間の場合】

①毎日の正しい歯ブラシ

人によってはフロスや歯間ブラシ等の補助用具も使うとなお綺麗になります。

②健康的な生活を送る

偏った食生活やタバコ、ストレスや寝不足は歯周病に繋がります。食事の後は歯ブラシをし、十分な睡眠をとることでお口の中も体も健康を保てます。

③定期的な歯科検診、クリーニング

定期的な検診をする事でむし歯の早期発見や歯ブラシ指導、普段では取り切れない歯石を取り除き全体のクリーニングをする事でお口の健康を維持しやすくなります。

【ペットの場合】

①歯ブラシをする

毎日出来ると良いですが難しい場合は週に2~3回出来ると良いです。

ペット用の歯ブラシや歯磨きシートを活用しましょう。最近では噛む事で汚れを落とすデンタルおもちゃやガムもよく販売されています。

②食生活を見直す

ウェットフード中心も良いですがドライフードや歯に良い専用フードに切り替えてみるのもひとつの方法です。

そして人間の食べ物をあたえない、人が使った物で食べ物をあたえない事も歯周病感染を防ぐことができます。

③動物病院での定期検診

年に1~2回ほど歯や歯茎の状態を診てもらいましょう。歯石が酷い場合は麻酔を使って取ってくれる病院もあるそうです。

人間にもペットにも共通して毎日のしっかりとしたケアと定期的な検診が重要といえます。

自分もペットも家族全員健康で過ごせるのが1番ですね。

さいたま市中央区で定期検診やクリーニングにご興味がある方、歯周病でお悩みがある方は是非伊藤歯科医院にお越しください。

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