幼児歯科健康診査について|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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幼児歯科健康診査について

投稿日:2025年12月29日

カテゴリ:スタッフブログ

お子様のいらっしゃるご家庭はご存知かと思いますが、お子様の年齢に合わせて

時期が来ると市から健康診査の紙が郵送されてきます。

その中でも歯科は1歳6ヵ月児と3歳児を対象に健康診査の用紙が送られてきます。

今回はその内容について、さいたま市の2025年度幼児歯科健康診査マニュアルから

内容を抜粋してお伝えしていこうと思います。

1歳半と3歳とどちらも母子保健法に基づき、幼児の歯と口腔の疾患の早期発見及び

健全な発育発達につなげることを目的としています。

さいたま市の歯科医師会に属する歯科医師が委託されて行うものになりますので、

健康診査が受けられる歯科医院かどうかはホームページ等でご確認ください。

1歳6ヵ月児歯科健康診査(以下1歳半健診)は満1歳6ヵ月を超え、

満2歳に達しない児童が対象で、

3歳児歯科健康診査(以下3歳児健診)は満3歳を超え、

満4歳に達しない児童が対象になります。

対象期間中に1回無料で受診することが可能で、

1歳半検診の際は高濃度フッ素塗布も同時に行います。

クリニックによりますが、当院ではご自宅で使用いただいている歯ブラシをお持ちいただくか、

なければ仕上げ用歯ブラシをご購入いただきフッ素塗布に使用させていただいております。

 

検査項目は、受診時どの乳歯が生えているか、虫歯はないか、

ある場合は虫歯の部位、処置がされているかどうか、虫歯の型を診査します。

歯の汚れとして、唇側の歯垢の付着をどの程度ついているか確認します。

歯並び、かみ合わせとして生えている歯の位置異常や出っ歯や受け口、

指しゃぶり等の悪習癖による開咬、歯の重なりやすきっ歯の検査をします。

軟組織の確認として、小体と呼ばれヒダの付着位置の確認、

歯肉が腫れたり水疱ができたりしていないかを確認します。

歯の形態として形成不全の有無や癒着歯のチェック、

歯数の異常や色調の異常がないかの確認、

口唇口蓋裂や歯石がついていないかも確認します。

以上に挙げた項目について保護者の方に現在の状態についてお伝えし、

改善すべきところは悪化しないよう指導します。

 

他にも受診する前に問診票に記入されている内容についても指導させていただきます。

歯並びに影響する哺乳瓶の使用や指しゃぶりは早いうちにやめるようにアドバイスしたり、

母乳や哺乳瓶でミルクなど飲みながら寝る習慣はカリエスリスクを高くしてしまいますので、

要注意です。

おやつでおすすめの食べ物や、食べる時間もある程度決めて、だらだら食べないように

気を付けるように指導しています。

まだ自分で上手に磨けませんので、仕上げみがきの習慣やポイントもお伝えできます。

最近のお子さんは乳歯でも歯と歯の間が狭いので、歯ブラシのみでなくデンタルフロスの使用や、

フッ素が含まれている歯磨剤の使用もおすすめしています。

 

1歳半から3歳頃は感染の窓と呼ばれ、虫歯菌に特に感染しやすい重要な期間ですので、

お子さんの歯医者デビューとして、健診の機会をうまく利用していただけると幸いです。

さいたま市の歯科検診は伊藤歯科医院まで

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