よい歯並びのために③|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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よい歯並びのために③

投稿日:2024年5月22日

カテゴリ:スタッフブログ

 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
 
 前回までの「よい歯並びのために」では、不正咬合や悪い癖がどのような影響を与えてしまうかについてお伝えしました。
 今回は、哺乳期や離乳期(初期・中期)に気を付けたい生活習慣についてです。
・哺乳期(生後0〜5ヶ月)  
 
 
 よい歯並びのためには、口のまわりの筋力をバランスよくきたえることが大切です。
哺乳期は、歯が生える前の授乳のときから、その準備は始まります。
生まれてから5ヶ月位までは、母乳かミルクが、赤ちゃんの栄養源です。
舌と下あごを使ってしっかり動かすことで、栄養補給だけでなく、舌・唇・ほお・あごの筋肉のトレーニングも兼ねています。
忙しくても、お口のトレーニングやスキンシップの為、授乳には十分な時間をかけてあげることが大切です。
哺乳瓶でミルクをあげる場合、哺乳瓶を逆さまにしてポタポタ垂れるような、ミルクが出すぎるものだと、赤ちゃんが努力しなくてもミルクが飲めてしまうのでお口の筋肉のトレーニングになりません。
ミルクの出がよすぎないものを選んだり、使いこんで出がよくなりすぎてしまう場合は、交換するとよいでしょう。
・離乳期(5ヶ月〜1歳)
〈初期〉(5〜6ヶ月)
 赤ちゃんは、まず唇を使って食べ物を口でとらえることを覚えます。
授乳のときよりも、唇を積極的に使う必要があります。
この時期に上唇の筋力をつけておくと、食べこぼしやお口ポカンなどの悪い癖の予防になります。
上唇の筋力をつけるためには、スプーンを口の中へ入れ、スプーンを出す時は、水平に引きます。
そうすると赤ちゃんが、上唇を使ってスプーンの上に乗った食べ物を自分で食べるようになります。
スプーンを上に返し、上唇のあたりにこすりつける食べさせ方だと、上唇が動かず、唇の筋力もついてこないので、水平に引くことがポイントです。
〈中期〉(7〜8ヶ月)  
 このころは、ドロドロ状の離乳食を上下の唇を閉じて飲み込めるようになります。
下の前歯が2本生え、上の前歯が生え始める子もいます。
この時期は、やわらかすぎず固すぎず、赤ちゃんの舌の力でつぶせる程度の離乳食で、舌の筋力を強化します。
固すぎると、丸のみの癖がついてしまうので、お母さんが指でつまんで軽くつぶせる程度の離乳食を用意しましょう。  
 月齢はあくまでも目安で、口の中の成長段階はそれぞれ違うので、子供に合ったペースで進めることが大切です。
 お口の中で気になることがありましたら、 さいたま市中央区歯科 伊藤歯科医院までご連絡下さい。

 

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