進行させない虫歯予防、歯科健診はとても大事!
投稿日:2023年1月14日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。本日も伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はむし歯が出来るまで、むし歯の進み方、予防方法をお話ししていきます。
①むし歯ができるまで
むし歯菌が食べかす(糖分)をエサにして、歯の周りにネバネバしたプラーク(歯石)をつくる。
→むし歯菌がプラークの中でさらに増殖し、酸を出して歯の表面を溶かす。
→溶けた歯の表面は、最初は唾液の作用で修復されるが(再石灰化)、だんだん追いつかなくなりむし歯になる。
②虫歯の進み方
CO(要観察)
状態:歯の表面のエナメル層が白く濁ってくるか、変色がある。
症状:痛みは無い。
治療:歯磨きの徹底とフッ化物の使用などで元に戻る可能性がある。
C1(初期)
状態:歯の表面のエナメル質だけが溶けた状態。
症状:少し黒ずんでくるが自覚症状がなく、気がつかない人が多い。
治療:削るかどうかは、歯の状態や歯医者さんの判断で変わる。
C2(中期)
状態:象牙質にむし歯が達した状態。
症状:冷たい物や甘い物がしみる。
治療:虫歯の部分を削って除去し、詰め物をする。
C3(後期)
状態:むし歯が神経(歯髄)に達して炎症を起こした状態。
症状:熱いものがしみたり、何もしなくてもズキズキと激しく痛む。
治療:虫歯部分を大きく削り、歯髄を取り除く。
さらに歯根管(歯髄の入ってる管)に薬をつめる。
C4(末期)
状態:歯髄が死んでしまい、放置すると歯根の先が化膿する。
症状:歯髄が死ぬため、歯の強い痛みは無くなるが、歯根の先の炎症のため歯ぐきが腫れたりする。
治療:多くの場合、抜歯する事になる。
③むし歯にならない効果的な方法
大切な歯を守る為の習慣を身に付けましょう!
☆「食べたら磨く」が基本☆
特に睡眠中は唾液の分泌量が減り、むし歯菌の活動が活発になるので、寝る前は丁寧に歯みがきをしましょう。
☆食事やおやつは決められた時間に☆
「だらだら食べ」はむし歯の原因になります。
規則正しい生活習慣を送りましょう!
☆磨き残しゼロの歯磨きを☆
歯医者さんで正しい歯磨きについて教わりましょう。
☆よく噛んで唾液をだす☆
だ液には口の中の洗浄・殺菌効果や、歯の修復作用があります。
☆鼻で呼吸する☆
口呼吸をすると、唾液が減って口の中が乾き、汚れを洗い流す働きが弱まります。
鼻呼吸を意識しましょう!
☆フッ化物で虫歯を予防しよう☆
フッ化物は、歯を強くして、むし歯になりにくくする薬です。
歯医者さんと相談して塗ってもらいましょう。
また、毎日の歯磨きでは、フッ化物入りの歯磨き剤や、フッ化物の洗口剤も取り入れてみましょう。
以上、このように歯の定期健診はとても重要です。
さいたま市 歯科健診 伊藤歯科へお越しください。
■ 他の記事を読む■