インプラント治療のメリットデメリットは何
投稿日:2025年10月2日
カテゴリ:スタッフブログ
いつも伊藤歯科のブログをご覧頂きありがとうございます。本日はインプラント治療について、お話しさせて頂きます。一般的にインプラントは骨折やリウマチなどの治療において、骨を固定し、補強することを目的として、体の内部に埋め込まれる器具の総称です。超高齢化における問題の一つである加齢による骨の脆弱化に対して整形外科分野において広く応用されております。歯科においては、失われた歯根の代替として顎の骨に埋め込む人工的な歯根をデンタルインプラントといいます。次にインプラントの歴史についてお話しさせて頂きます。1952年にスウェーデンのブローネマルクが骨の中に埋め込まれたインプラント体が光学顕微鏡レベルで直接的に骨と接触する現象を発見しそれをオッセオインテグレーションと定義づけました。インプラント治療はこの原理に基づき骨の中に埋されたインプラントが感染や拒絶反応を起こすことなく噛む力に耐えうるという概念の上に成立している治療法なのです。では、次に歯がなくなった時に選択可能な治療法について説明させて頂きます。まず、治療法として、ブリッジ、義歯(入れ歯) インプラント、何もしない という選択肢があります。それではそれぞれのメリットとデメリットについて説明させて頂きます。①ブリッジメリット咀嚼機能の回復なくなった歯の隣の歯や反対な歯の移動の防止審美的な治療が可能違和感が少ない保険内での治療が可能デメリット支えとなる歯を削らないといけない歯磨きが難しいブリッジを支える歯の負担が増える②可撤式義歯(入れ歯)メリット咀嚼機能の回復バネをかける歯を削る量が少ない保険内での治療が可能デメリット少量ではあるがバネをかける歯を削らないといけないバネをかける歯への負担が増える歯磨きが難しい時がある違和感がある着脱が煩わしい新しい義歯を入れた後、数回調整が必要になる長期的には、作り直しが必要になる保険内での義歯の場合、隣の歯にかけるバネによる審美障害がある③何もいれないメリット費用が掛からず治療がいらない残りの歯を削らなくてよい違和感がないデメリット咀嚼率の低下なくなった歯の隣の歯や反対の歯が移動する残った歯への負担が増える④インプラントメリット残りの歯を削らなくていい天然歯のような噛み心地残った歯の負担が増えない違和感が少ない天然歯に近い審美的な治療が可能長期にわたる高い成功率デメリット一部のケースを除いて自費診療となる治療費が高額なる外科処置が必要になる治療期間が長くかかる場合がある外科処置による血管、神経の損傷や感染のリスクがあるインプラント周囲炎のリスクがある定期的な専門家によるメインテナンスが必要長期症例の場合、歯の移動によりインプラントの相対的位置の移動がある以上のような、歯がなくなった時の治療方法がありそれぞれにメリットとデメリットがあります。当院では虫歯や歯周病、歯の破折などにより抜歯が必要になった場合にはしっかりと時間をとり、カウンセラーがそれぞれの治療法について詳しく説明しております。歯がなくなった時の治療について詳しく知りたいという時はぜひ与野の伊藤歯科にお越しください。
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