歯周病の検査はなにをするの
投稿日:2025年10月14日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さんこんにちは。
いつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
皆さんは歯科検診の時に「歯周病(歯茎)の検査をします」と言われたことはありますか?
今日はそもそも歯周病とはどんな病気なのか、どんな検査をして歯周病と診断しているのか、具体的にお話ししていきます。
歯周病とは、歯を支えている骨が溶かされていく病気です。 歯周病が進むと最終的に歯が抜けてしまいます。初期症状がないまま進行してしまうため気づいたら重度であることもあります。怖い病気です。
原因は様々ありますが、主にはプラーク、咬み合わせ、全身疾患、喫煙などです。
検査方法は主に、
①歯周ポケット測定
②歯周ポケット測定後の出血の有無
③動揺度
④プラーク付着率、歯石沈着率
⑤パノラマX線写真
⑥口腔内写真 があります。
それぞれ詳しくお話ししていきます。
①歯周ポケット測定
歯と歯茎の間に歯周ポケットという溝があります。そこをメモリがついている器具(プローブと言います)で20〜25gの圧で測定します。2〜3mmが健康な状態です。4mmは歯肉炎、5mm以上で歯周病となります。
②歯周ポケット測定後の出血の有無
①の測定をした約30秒後、歯茎から出血があるかどうかを見ます。これをBOP(Breeding On Probing)と言います。出血がある場合は歯茎に炎症が起こっています。
③動揺度
0度から3度と分類されます。 0度は生理的な動揺です。問題ありません。 1度は0.2〜1mmとわずかに動きます。 2度は1mm〜2mmに動きます。 3度は2mm以上動きます。
④プラーク付着率、歯石沈着率 プラーク(歯垢)
歯石は歯周病になる最大の原因です。プラーク1mgあたりに約1億個もの菌が存在しているといわれています。
⑤パノラマX線写真(顎の全体的なレントゲン)
歯を支えている骨のラインを見ることができます。 骨のラインが低いと歯周病が進行しているサインになります。
⑥口腔内写真
歯茎の腫れや赤み、全体的な咬み合わせなどチェックすることができます。
これらの検査は初診時や再診時、歯科検診の時におこないます。 むし歯の歯周病は全く別物です。それぞれケアをする必要があります。歯科受診をして歯周病の有無やケア方法について知りましょう。
さいたま市中央区で 歯周病 ご希望の方は伊藤歯科医院までお越しください。
■ 他の記事を読む■