歯周病はどのように発症するの?|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯周病はどのように発症するの?

投稿日:2023年8月7日

カテゴリ:スタッフブログ

いつも伊藤歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は歯周病の発症についてお話しさせて頂きます。歯周病の発症と進行にはひとつの要因だけではなくいくつかの要因が原因となり発症、進行いていきます。
その因子には

①細菌因子 ②宿主因子 ③環境因子

の3つが大きな因子となります。

①細菌因子

   歯周病はプラークが原因で引き起こされる感染症です。プラークは歯肉の上にあるプラークと歯肉の下にあるプラークに分けられます。歯肉の下にあるプラークは歯周ポケット内でバイオフィルムを形成します。バイオフィルムの中には歯周病の原因となる特定の細菌が存在しています。お口の中には500種類以上の細菌が生息していると言われ、この中で歯周病の発症に関与している細菌を歯周病細菌と呼ばれます。歯周病細菌は酸素が無くても生育出来る嫌気性菌であり、歯面への付着、バイオフィルム(細菌が付着やかたまりを作り層状になったもの。)の形成、生体の免疫反応の阻害や抵抗性を持っています。

②宿主因子

   歯周病の発症、進行には歯周細菌が大きな原因となっていますが、細菌が存在すれば、必ず発症するわけではなく生体側の感染防御機構なども、影響しています。生体は細菌に感染すると免疫反応により感染から身を守ろうとします。この免疫反応により持続的、過剰な免疫反応が歯周組織を破壊し歯周病と歯周病となります。この他にも年齢や性別、糖尿病などの全身疾患、遺伝なども関係します。

③環境因子

 環境因子そのものが発症させることはないのですが、歯周病を発症しやすくするリスクファクターであり、喫煙、ストレス、肥満などが挙げられます。
①喫煙

 喫煙者には歯石が多く、深い歯周ポケットがみられほねの吸収が大きいことがわかっており、喫煙は歯周病最大のリスクファクターです。喫煙により免疫反応が低下して、通常の炎症が起こらないため初期症状が自覚しにくく、非喫煙者とくらべ歯周病の進行が早くなります。なので症状が進行してから気がつき治療となる例が多いため治療の予後が悪いといわれてます。

②ストレス
 ストレスにより免疫反応が低下し歯周病の発症と進行に関係していると考えられています。
この他にもプラークが付着しやすくなるお口の中の原因として、歯石、口呼吸、不適合な詰め物や被せ物、歯列不正などが挙げられます。なので、歯科医院での定期的な検診や歯石の除去が歯周病の予防には、非常に大切になってきます。また、歯軋りも直接的な原因ではないですが、歯周病の骨吸収を進行させる要因となります。
お口の中の検診与野の歯医者 伊藤歯科医院にぜひお越しください。

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