乳歯でも矯正できるの?|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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乳歯でも矯正できるの?

投稿日:2025年10月23日

カテゴリ:スタッフブログ

当院では1歳6ヵ月健診や3歳児健診など市の健診も含め、

多くのお子様に来院していただいております。

永久歯に生え変わる5~6歳のお子様も、12歳臼歯が生えて永久歯がそろうお子様も、

たくさんお口の中を拝見させていただいて、ここ数年以前より多くの患者さんが

歯並びに困られているように思います。

 

特に多いのが顔が小さいため顎の骨が小さく、その結果永久歯が並ぶスペースが不足して

窮屈な歯並び(叢生)や、隣どおしの歯が重なったり八重歯のように歯列から飛び出たりして

きれいに並ばなくなってしまっているお子さんが多いように感じます。

 

それに加えて、18~22歳ころに生えてくる親知らずも並ぶスペースが足りず横向きで生えたり、

中途半端に生えて抜いたほうが良い状態の方が多いです。

最近の若い方ですと、昔の人間のしっぽのように不要なものとして退化してきたのか、

生まれつき親知らずのない方も増えてきました。

 

話を戻しますが、歯並びを気にされている保護者の方は多く、

よく乳歯のうちや、まだ永久歯がそろっていない混合歯列期でも矯正はできるのか聞かれます。

皆さんが矯正治療と聞いて想像されるのは、ワイヤーを歯につけて

歯をきれいな歯並びになるように動かす方法かと思いますが、

これは永久歯でのみ適応される治療で、乳歯を動かしても抜けてしまいます。

 

乳歯期、もしくは混合歯列期にできる矯正治療とは、

歯を並べるのではなく、歯が並ぶスペースを確保するために顎の骨の成長を促す治療になります。

装置としてはネジが組み込まれた入れ歯のような装置(床矯正)か

マウスピースかのどちらかが多いです。

どちらも自分で付けはずしできるもので、1~2週間ごとに保護者の方がネジを回して

どんどん広げていく、もしく新しいマウスピースに交換していくといったものになります。

歯の移動は多少はできますが、補助的なもので

顎の成長を促しスペースを確保することが主な機能になりますので、

この装置だけできれいに並びきらない場合もありますが、

スペースがあれば生え変わりが終わってから、ワイヤーやマウスピースなどの

成人矯正にうつったとしてもそろえるだけでよいので、

短期間で簡単に、かつ費用的にも抑えることができます。

 

逆に生え変わりが終わる時期になると、顎の成長もあまり期待できなくなり、

きれいに並べるためのスペースを作るためには、永久歯を抜くか、

削るかしないといけなくなってしまいます。

そのリスクをできるだけ少なくするための小児矯正になります。

 

注意点としては、装置を日中や寝ている間など長い時間(1日12~14時間以上)、

なおかつ歯が生え変わるまで(10~12歳)の長い期間いれてないといけないため、

お子様本人がモチベーションがないと保護者の方の管理が大変だと思います。

 

このように大変な割に必ずきれいに並ぶ保証がない方法にはなりますが、

もう生え変わらない永久歯を抜いたり削ったりしないで済むように、

できることはやっておきたい方はご相談ください。

さいたま市の歯科検診は伊藤歯科医院まで

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