みなさんいつも伊藤歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
気温が徐々に下がり、冬の訪れを感じます。寒暖差や乾燥で風邪を引きやすい時期ですが、みなさん体調の管理はいかがでしょうか。
手洗いやうがいはもちろんですが、歯みがきも風邪やインフルエンザの予防に一役買っているのをご存知でしょうか。実は歯みがきをしないと風邪等を引きやすくなるというデータがあります。今回は歯みがきを怠ってしまうことで生じるリスクを体調管理の観点からいくつか紹介します。
①細菌が粘膜を傷つける:歯みがきをしないと、口腔内の細菌が増殖し、のどの粘模を保護しているタンパク質を破壊することがあります。
②ウイルスの侵入を助けてしまう:細菌が放出する酵素が、風邪やインフルエンザのウイルスが粘膜細胞に入り込みやすくするのを助けてしまうことがあります。
③口腔内が不潔だとリスクが高まる:口腔内が不潔になると、睡液の分泌量と細菌や食べ物のかすを洗い流す機能が低下し、細菌やウイルスが滞留しやすくなります。
ここからは風邪予防のための歯みがきや口腔ケアの習慣についてお話しします。
①毎食後の歯みがきを欠かさない:口腔内を清潔に保つことが、ウイルス感染対策にもつながります。特に就寝前と起床後の歯みがきが大切で、唾液の分泌が減る就寝中は、細菌が繁殖しやすいため夜しっかりと歯みがきをし、朝は食事前にゆすぐか、歯みがきをしましょう。
②舌もケアする:歯だけでなく、舌など口腔内全体を清潔に保つことが大切です。
③定期的な歯科検診を受ける:毎日の歯みがきだけでは落としきれない汚れもあるため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも重要です。
ここまで歯みがきと風邪予防の繋がりを挙げてきましたが、どんなに徴底しても風邪を引いてしまうことはあります。しかし、そんなときこそ歯みがきで口腔内を清潔にする必要があります。
体調を崩して体力を消耗している中で、歯みがきをしっかりと行うのは大変かと思われますが、早く回復に向かうためにも、弱っている時こそ口腔内の細菌を増やさない努力が重要です。
みなさんの口腔内と身体の健康を伊藤歯科でサポートさせていただければと思います。口腔内のことでお困りの方は是非伊東歯科へお越しください。