歯科におけるレーザーの原理と活用|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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歯科におけるレーザーの原理と活用

投稿日:2022年12月9日

カテゴリ:スタッフブログ

今回はレーザーについてお話しします。
まず、語源についてです。
レーザーという単語はもともとありませんでした。
Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation
の頭文字をとってレーザーと名付けられました。
次にレーザーの物理的特徴です。
簡単に説明すると、光は波長と方向がバラバラなのに対して、レーザーは一直線に
波長が揃っていて狙ったところに照射できるという特徴があります。
歯科領域におけるレーザーの活用についてお話しします。
レーザー治療においては、2つの考え方があり、専門用語で高出力レーザー治療(High Level Laser TherapyHLLT)と低出力レーザー治療(Low Level Laser TherapyLLLT)があります。
高出力レーザーでは、出力が高いという言葉から想像できるように歯肉を切開したり、蒸散させたり、歯石を除去したりできます。
使用例をあげると、歯の根だけが残っていて抜歯が必要だが歯肉が盛り上がり抜歯しにくい時に盛り上がった歯肉をレーザーで除去することで、残った根の全体を見ることができます。その結果、盲目下での抜歯を防ぎ、抜歯の効率をよくすることができる。
他には、歯科処置において歯肉よりも下の領域は技術的にも、歯科材料的にも処置が大変と言われているが、歯肉をレーザーにて除去することで歯質を歯肉よりも上にし歯科処置の効率と予後をよくすることができます。
小児に対しても、上唇から伸びるヒダ(上唇小帯)が前歯の歯と歯の間まであるとき切除が必要ですが、メスではなくレーザーにて行う事ができ、出血も抑えることが出来ます。
また舌の下にあるヒダ(舌小帯)が長く、舌が動かしにくく発音しにくい場合、切除が必要ですがレーザーにて切除出来ます。
次に低出力レーザーについてお話しします。
高出力レーザーでは、主に歯肉の切開や蒸散に用いられました。
それに対して、低出力レーザーではエネルギーの密度を落とすことで細胞を活性化させることができます。
使用例としては、細胞の活性化なので治癒の促進がイメージしやすいと思います。
具体的には、歯周病の手術やインプラントの手術後の傷の治癒促進、再生の促進で低出力レーザーを当てるといった使用法があります。
このように歯科においてもレーザーの用途は広がりつつあり、今後の発展が楽しみだと筆者は思っています。
さいたま市中央区でレーザーを取り扱っている医院です。

 

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