気を付けておくべき病気「誤嚥性肺炎」|さいたま市・南与野・与野本町の歯科医院

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気を付けておくべき病気「誤嚥性肺炎」

投稿日:2024年3月15日

カテゴリ:スタッフブログ

超高齢化社会といわれている日本では以前より加齢にともない問題視されてきている健康問題があります。食事不良や筋力の低下が問題のフレイルの発生・難聴・白内障・老眼・

といったあらゆる機能の低下など問題は多くあります。その中でも誰しもが1度は耳にしたことのある病気【誤嚥性肺炎】に着目して今回お話していきます。

 

【誤嚥性肺炎】とは

まず肺炎とは上気道(鼻腔・咽頭・喉頭)を通り下気道(気管・気管支・肺)へとつながる呼吸器に鼻腔または口腔内から侵入してきた何らかの病原性微生物が入り肺へ侵入し感染し繁殖・炎症した状態のことをいいます。肺炎が原因での死亡率は高く年々減少傾向が出ているとしても死亡の原因第5位であり、今回お話する誤嚥性肺炎と合わせると死亡原因第3位に上ります。※日本における死亡別原因の順位

 

肺炎は誰しもがなりうる病気です。加齢とともに免疫力の低下、それにより感染力や菌量の多い病原性微生物に対抗しうる防護力の低下により肺炎が発生します。では、誤嚥性肺炎とはどのようなことが原因なのでしょうか。

 

誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌を含んだ唾液等が気管内に侵入し肺まで到達し炎症を起こした状態です。

重症化すると死にも至ることもあります。

 

誤嚥性肺炎の原因は大きく別けて3つあります。

①食事中の食べ物の誤嚥

食べ物による誤嚥は食べ物を1度や2度誤嚥したからといって発生するものではありません。繰り返し発生した誤嚥とともの細菌の繁殖・増殖することで肺炎が発生します。

 

②就寝中の唾液による誤嚥

就寝中ということもあり無自覚で起こる誤嚥になります。

人は寝ている間も唾液を無意識で飲み込みます。仰向けになると下顎が落ち飲みにくく筋力の低下とともに発生しやすくなります。

 

③胃の内容物による誤嚥

意識状態が良くないときに吐き出した胃液を含む大量の嘔吐物を吸引した際に起こってしまった誤嚥が急性の肺炎となります

 

【誤嚥性肺炎】の予防

誤嚥性肺炎を起こしやすい方は加齢とともに筋力・反射の低下した方です。

口腔内の細菌が原因であることが多く口腔内の清掃不良・義歯・補綴物の不良・口腔乾燥(加齢・口呼吸・薬剤等が原因で発生)等が原因によって細菌が繁殖を起こしている方は危険性が上がります。普段口臭が気になる方も細菌が原因の可能性が高くありますので、お近くの歯科医院にて作り直してもらう・定期健診にて口腔内の清掃を行ってもらう・歯科衛生士による歯磨き指導を行ってもらうなどで改善しましょう。

 

口腔内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなります。唾液の出にくい方は原因を調べる必要がありますが、食材による咬合の刺激や酸による誘発・唾液腺マッサージ等で改善できる可能性もあります。

 

また、筋力の低下によって反射が遅れ誤嚥しやすい場合は嚥下機能訓練にて口腔機能の向上・改善できる場合があります。

最近むせやすくなった方、不安な方は さいたま市 中央区 歯科医院 にて伊藤歯科医院を検索してみて下さい。様々な方が不安なく診療できるよう心掛けています。 ​

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