インプラントの寿命を延ばすための方法
投稿日:2026年7月13日
カテゴリ:スタッフブログ
歯を失った後の治療方法は、入れ歯・ブリッジ・インプラントがあります。
入れ歯とブリッジは隣接歯に負担がかかる治療のため、長期的に見ると他の歯まで失うリスクが伴いますが、インプラント治療は他の歯に負担をかけずに単独で歯を補う事ができます。
自分の歯を一本でも多く残して、健康的に美味しく食事を摂りたいと思われている方にはインプラント治療が選ばれています。
しかし、インプラント治療は保険が効かない自費治療のため費用がかかります。
せっかく費用をかけた良い治療を受けていただいたのなら、できるだけ長くインプラントを使っていただきたいと考えています。
残念ながらインプラントは一生物ではありません。今回はインプラントの寿命を長持ちさせる方法をお伝えします。
まず、インプラントの残存率についてです。
日本歯科医師会はインプラントの種類にもよりますが、10年間の残存率について
部分欠損で上顎は91%前後・下顎は96%前後
無歯顎で上顎は80%前後・下顎97%前後
と発表しています。
すでにインプラント治療を受けた方、今後治療を検討されている方がインプラントを持長ちさせるポイントは大きく分けて4つあります。
①毎日の丁寧なブラッシング
インプラントはむし歯にはなりませんが、インプラント周囲炎になります。
インプラント周囲炎は歯茎からの出血や腫れが特徴で、放置すると顎の骨を溶かし、最終的にはインプラントを脱落させます。
初期段階では痛みを伴わないために発見が遅れ、気がづいた時には手遅れということもあります。
またインプラント周りの歯がむし歯や歯周病になるとインプラント自体にも影響が出るため、毎日の正しいブラッシングで天然歯と共にしっかりとケアしましょう。
②歯ぎしり・食いしばりのコントロール
インプラントは歯ぎしり・食いしばりの負担が持続的にかかっていると、周囲の骨が溶ける骨吸収を起こします。
毎日のブラッシングが出来ていても、骨の吸収は起こってしまいます。
ただ天然歯には歯と骨の間に歯根膜と呼ばれる膜があり、噛んだ力を直接骨に伝えない吸収剤の役割を果たしています。
しかし、インプラントには歯根膜がありませんので、負担が直接伝わらないようにする必要があります。
負担を軽減させるために、就寝時のマウスピースが有効です。
歯ぎしり・食いしばりの自覚がない方も使用すしてインプラントを守りましょう。
③定期的な歯科検診
毎日のブラッシングだけでは落としきれない汚れは歯科衛生士によるクリーニングを受けましょう。
目に見える歯垢や歯石だけではなく、歯茎の下の汚れにもアプローチして健康な歯肉に保つためのクリーニングです。
インプラントと周囲の歯の健康を守ることと、早期発見早期治療を行なうと身体の負担も軽減できます。
しかし定期検診はクリーニングだけではなく、噛み合わせの確認も行います。
②でお伝えした通り歯への負担がインプラント寿命に関わりますので、定期的に噛み合わせの確認をして強く当たっている場合は調整して負担を減らしましょう。
④禁煙・全身疾患の管理
タバコに含まれるニコチンは血管収縮作用があり、血流を阻害させることで、インプラント治療後の治癒を遅らせ、インプラント周囲炎の原因・悪化のリスクを高めます。
インプラント手術前からの禁煙を心がけましょう。
また全身疾患が、術後の治癒やインプラントと骨との定着に影響を与えることが報告されています。
特に糖尿病は治癒を遅らせ、免疫低下による感染リスクになります。
他にも心臓や血管の疾患、骨粗鬆症、自己免疫疾患などの病気も手術中の血圧上昇や骨壊死、治癒不全に注意が必要です。
安全にインプラント手術をおこない、寿命を延ばすためには日頃から全身疾患の管理を心がけましょう。
インプラント治療は適切なセルフケアとメンテナンスを行った場合、40年以上使用できたという報告もあります。
確かに高価な治療ではありますが、長期的に見ると費用対効果の高い初期投資です。
投資価値を高めるには、毎日の正しいブラッシングや噛み合わせの負担の軽減、基礎疾患のコントロールが不可欠です。
さいたま市伊藤歯科医院では、歯科医師の診断のもと専属のカウンセラーが一人一人に合わせたカウンセリングを行ない、経験豊富な専門の歯科医師がインプラント治療を担当します。
アフターケアは歯科医師と歯科衛生士が行ないます。
インプラント治療を検討されている方は、検査にお越しください。
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