歯科医院での検診と学校の歯科健診の違い
投稿日:2026年6月4日
カテゴリ:スタッフブログ
新年度がスタートしてから2ヶ月が経ちましたが新しい環境にはなれてきましたでしょうか?
進級・進学するとやってくるのが学校の健康診断関係の行事です。
その中の1つである学校の歯科健診と歯科医院での健診の違いについてお話しします。この時期なると度々問題になるのが「定期検診で問題が無いと言われたのに学校の用紙を貰ってきた」というトラブルです。どうしてこのようなトラブルが起きてしまうのかについて説明するにあたり互いのどのように口腔内診査を行なっているのかが重要になります。
【学校の歯科健診】
基本的には歯科医師が学校に赴き集団健診を行います。問題は集団の規模が歯科医院での1日当たりに来院する患者人数を優に超える為1人あたりの診れる時間がかなり限られます。そして、学校に赴く際にもっていける器具にも限りがあります。使用するものは主にヘッドライトや置き型タイプのライトにて口腔内の確認を行います。エアーや触診が無くミラーでざっくりな診察になりやすいのが特徴です。
【歯科医院での歯科健診】
歯科医院では初診時に先ずレントゲン写真を撮影する為、肉眼では確認しきれない歯と歯の間に発現しやすい隠れムシ歯の有無の確認や神経の治療を行っている場合根の先まで確認が行えます。そして、専用のチェアにて十分な光量とエアーコンプレッサーが装備されている為唾液を吹き飛ばし歯の表面を明瞭に確認がとるれます。先の尖った探針という器具を用いて深い溝も触診が可能になります。
【トラブルの原因】
学校の健診には触診がない分臼歯(奥歯)の溝に付着した着色やムシ歯の治療で詰めた物の劣化による変色や着色はムシ歯で無くてもムシ歯とチェックされてしまうことがあります。たまに食べ物でも黒胡麻や胡椒の粒なども溝に詰まった物が取れずにいると引っかかってしまう可能性があります。 そして定期検診時ムシ歯が無いにしても経過を見ている歯がある時、その歯の状態(見た目)によってはムシ歯と診断される事もあります。 また、逆に『学校では表彰をされるくらい口腔内が綺麗であると言われたのにもかかわらず、定期検診時レントゲンや触診してみるとムシ歯の確認が取れた。』なんて事もあります。
お互いに診断する道具も条件も状況も違うのでいたしか無いところもあります。また、学校の健診では、歯科医院に全員が定期検診に通院しているとは限らず誰が通院しているのかも不明な為、怪しい所が有れば通院を促す為のチェックでもあるので大まかな診断でも問題はありません。しかし、歯科医院では充分な設備もある為しっかりと診断が出来ます。ムシ歯以外にも歯垢・歯石・歯肉炎・要注意歯(抜いた方が良さそうな歯)・歯並び・噛み合わせ等もチェックの対象です。 当院の場合は学校の健診近くなると、通院している方へ事前にどこが学校の健診で引っかかる可能性があるとかをお伝えすることがあります。
学校の健診と歯科医院での検診に疑問や相談事がある方はお近くの歯科医師または歯科衛生士にお尋ねください。さいたま市 中央区 健診 で検索下さい。
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