甘いものとの上手な付き合い方〜子どもの虫歯を防ぐために〜
投稿日:2026年5月25日
カテゴリ:スタッフブログ
子どもの虫歯予防を考えるうえで、「おやつとの付き合い方」はとても大切です。子どもは生まれつき甘いものを好みますが、甘いお菓子を頻繁に食べる習慣がつくと、虫歯のリスクが高くなります。そのため、小さい頃から食べるものや与え方を工夫することが重要です。
まず知っておきたいのは、果物の甘さとお菓子の甘さは大きく違うということです。果物は自然の甘みで、糖度はぶどうで約16%、柿やバナナで約15%ほどです。一方、お菓子はゼリーでも15〜20%、クッキーは25〜30%、チョコレートは40〜50%、あめやキャンディーになると80〜90%もの糖分を含んでいます。このように、市販のお菓子には非常に多くの砂糖が使われています。
また、虫歯になりやすいかどうかは、糖分の量だけでなく「口の中にどれだけ長く残るか」も関係しています。果物は水分や食物繊維を含み、口の中に残りにくい食品です。特にりんごなどの食物繊維には、歯の表面の汚れを落とす働きもあります。しかし、キャラメルやあめのように歯にくっつきやすいお菓子は、長時間口の中に残るため、虫歯菌が活発に働きやすくなります。
さらに、いちごやプラムには、虫歯予防に役立つとされるキシリトールが含まれているものもあります。そのため、甘いものが欲しい時には、お菓子だけでなく果物を取り入れることも大切です。
小さい頃から甘いお菓子を与えすぎると、「もっと甘いものが欲しい」という気持ちが強くなり、糖分の摂りすぎにつながります。これは虫歯だけでなく、肥満の原因にもなります。実際に、1歳未満で甘いお菓子を食べ始めた子どもは虫歯になる割合が高いという報告があります。一方で、甘いお菓子を与える時期が遅いほど、虫歯になる割合は低くなることがわかっています。そのため、3歳くらいまではチョコレートやキャンディーなどの強い甘味のお菓子をできるだけ控えることが理想的です。
おやつは必ずしも市販のお菓子である必要はありません。にんじんやきゅうりのスティック、焼きいも、とうもろこし、かぼちゃなど、素材そのものの自然な甘みを生かしたものも良いおやつになります。さらに、おにぎりや煮干しなどを取り入れることで、栄養補給にもつながります。おやつは「楽しみ」であるだけでなく、「食事を補う役割」も持っています。
また、虫歯予防には家族の協力も欠かせません。祖父母などが「かわいいから」と甘いお菓子やジュースを与えてしまうことがありますが、少しずつでも習慣になると虫歯の原因になります。そのため、「子どもの歯を守りたい」という気持ちを家族みんなで共有し、虫歯になりにくいおやつを選ぶことが大切です。
歯は一生使う大切なものです。お菓子を完全に禁止するのではなく、量や種類、与えるタイミングを工夫しながら、健康的なおやつ習慣を身につけることが虫歯予防につながります
自分の子どもは大丈夫かな?などもし気になることがありましたら、さいたま市歯医者伊藤歯科医院までご相談ください
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